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胆管がんと労災補償

胆管がんの原因

胆管がん」にかかった方のうち、業務内容に胆管がんの原因があると認められる場合、特に1,2-ジクロロプロパン、ジクロロメタン等の溶剤を使用する業務に就いていて、それらの薬剤に長期間触れていた人は、政府労災の給付が受けられます

なお、胆管がんを発症したり、胆管がんによって亡くなったりしてから、時間が経過してしまっている人も、業務と胆管がん発症との関係についての検討結果がとりまとめられたため、平成25年3月14日までは、労災保険の請求権の時効が進行しない、という決まりがあります。

そのため、発症や死亡から時間が経っていても、業務に原因がある可能性があるなら、労働基準監督署に相談しましょう。

また、胆管がんは高齢者に発症するケースが多いため、若年者が発症した場合には、労働災害の可能性があります

胆管がんの症状は、食欲不振、全身倦怠感、腹痛、黄疸などですが、他の病気でもこれらの症状が出ることがありますし、自覚症状をあまり意識していない人が、健康診断などで初めて異常を指摘されることもあります。

胆管がんは予後が悪いがんの一つであり、手術によってがんを取り除くことができた場合でも、5年後生存率は30?50%程度にとどまります。

これらの情報を従業員に伝え、補償を手厚くすることは大事です。

しかし、1,2-ジクロロプロパン、ジクロロメタン等の溶剤が胆管がんの原因となりうることが分かっている現在になっても、それらの薬品を使用し続けることを続けた場合、企業としての信用が地に落ちますので、胆管がんの人を生み出さないよう、注意しましょう。

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