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塵肺と労災補償

塵肺の原因

塵肺の所見がある人に、原発性肺がんが発生した場合、政府労災の療養補償、休業補償、遺族補償などの給付が受けられることがほとんどです。

塵肺は、細かな粉塵が現れる現場で長時間働き続けた人に起こりやすい症状です。

肺に侵入した細かな粉塵が気管・気管支に沈着していくことにより、肺胞やその周囲で組織の変化が起こっていくことになります。

具体的には次のような疾病が現れます。
●肺線維症
●気腫性変化
●気管支の炎症

塵肺を根治させることはできないため、「じん肺法」という法律で、予防や早期発見に努めること、次のような健康診断を行うことが定められています。
●就業時診断......粉塵作業につく際の健康診断
●定期健康診断......粉塵作業についている者、以前粉塵作業についていた者に対しての健康診断

塵肺の程度がひどくなり、国の定める基準を満たした場合には、労働者は健康管理手帳を国から受け取り、健康診断や肺がんに関する検査を無料で受けることができます。

気を付けなければならないのは「塵肺にかかった労働者がいる」という事実を、できるだけ作らないほうがよいという点です。

そのような情報がいったん流れると、「ブラック企業」というイメージを持たれることもありますので、できるだけ塵肺の発生を予防することに努めることが第一です。

その上で、任意労災に加入して「労働者に十分な補償を行うことができる」ようにしておくこと、訴訟沙汰になった場合の対応を万全にしておくことが大切なのです。

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