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政府労災とは?

政府労災という制度

日本政府が運営する「労働者災害補償保険」は、労働者が業務災害・通勤災害にあった場合に、迅速かつ公正な保護をするために設けられた制度です。

政府労災」と呼ばれることもあるこの保険は、原則として「従業員を一人でも雇い入れる使用者」は、必ず加入しなければなりません

というのは、政府労災はそもそも、「使用者側の財力がないために、労働災害に遭った人が補償を受けられず、収入等も絶たれて、生活が困窮する」ということがないように設けられた制度だからです。

ただ、政府労災に加入することで、使用者側も被災した労働者へのばく大な補償を行うリスクを軽減することができるので、使用者にとっても加入するメリットはきちんと存在するのです。

政府労災は、次の2つの事業から成り立っています。
●労働者災害補償保険の主要事業として行われる業務災害・通勤災害における保険給付
●独立行政法人労働者健康福祉機構が行う社会復帰促進等事業に基づく各種特別支給金等

特に有名なのが、療養補償給付・療養給付として「労働災害・通勤災害に遭ったと認められた場合には、労働者の負担ゼロで医療を受けることができる」というものです。

しかし、実際には労働者の社会復帰の促進、労働者やその遺族の援護、労働者の安全・衛生の確保等を図り、労働者の福祉の増進に寄与するといったことも、政府労災という制度の目的とされており、様々な給付が受けられることになっています。

これらの制度を、「労働災害・通勤災害が発生してから、調べて知る」のはかなり大変ですので、使用者・労働者ともに、事前に知識を得ておくようにしましょう。

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